檻で息子を20年監禁した父親の山崎喜胤が逮捕

精神疾患のある40代の息子に20年以上、プレハブ内の檻で生活を強いていたとして、監禁の疑いで73歳の父親、山崎喜胤(よしたね)が逮捕されました。

長男が16歳ごろから暴れ出すようになり、仕方なく檻へ入れる事にしたと容疑を認めているようですが父親に虐待や監禁の意識はなかったようです。

20年以上続いた監禁生活とはどんなものだったのでしょうか。

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監禁場所の様子

場所

兵庫県三田市の自宅に隣接するプレハブ内の檻の中。

出典;神戸新聞NEXT

檻の大きさ

高さ約1メートル、幅約1・8メートル、奥行き約90センチの木製の柵で囲われた狭い空間。

出典;神戸新聞NEXT

トイレ

ペット用のトイレシートを使用。
当初簡易トイレを部屋に置いたが、なかなか使わなかった為、部屋の中が汚物で汚れた。

毎回、母親が檻の下から手を伸ばして掃除しているその光景が大変そうだったので、ふん尿を吸収するペット用のシートを敷いた。

部屋の温度管理

当初はエアコンを設置していたが、ふん尿の臭いで3回もエアコンが壊れたため、夏場は扇風機のみ使用し、冷えたペットボトルの水を渡して脱水症状を起こさないようにしていた。

冬場はストーブで暖めていた。

檻の中の生活

2日間のうち、時間にすると約12時間は檻から出して食事を与え、風呂も入れていた。

それ以外の36時間は檻の中にいた。

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父親が逮捕されるまでの経緯

  • 1991年6月:大阪から兵庫県三田市に転居し、その1年後ぐらいから監禁を始めた
  • 2018年1月18日~19日: 住民の通報を受け、三田市職員が自宅を訪問
  • 2018年2月: 県警が父親から事情聴取
  • 2018年4月7日 逮捕

監禁の理由

  • 長男が16歳ごろから暴れ出すようになり、壁や食器棚、窓を壊すなどして耐えられなかった。
  • 外で誰かを傷つけてもいけないと考えた。
  • 近所から迷惑だと怒られたこともあり仕方なかった。

監禁や虐待の認識はなかったのか

大阪府寝屋川市で昨年12月、プレハブに監禁されていた女性が死亡し、両親が逮捕された事件について触れられると、「食事も与え、風呂にもいれていた。監視カメラで行動を確認することもしていない。確かに檻に入れたが、監禁しているとは思っていないし、あの悲惨な事件とは全く違う。」と答えていたという。

長男に対しては、「今となってみれば25年ぐらいの間、太陽の下に出してあげられず、少し悪いことをした」と思っているようだ。

「檻に入れ始めたころは家族旅行に連れていくこともあった。檻の中に入れるのは仕方なかった。」と話している。

福祉施設への入所検討について

男性は精神障害者手帳を取得していたが、福祉サービスを利用していなかった。

「当初は施設に入れたいと思っていたが、今年1月に亡くなった妻が同意しなかった。

引っ越してきてから約2年後には市の担当者と電話でやり取りもしたし、自宅にも来たが何かの指導はなく、施設の紹介などの対応もなかった。」と話している。

同市の担当者は「男性が障害者手帳を取得していたことは以前から認識していたが、障害の度合いが行政が見守るレベルなのかどうかは把握していなかった」としている。

父親の山崎容疑者は近所からの苦情に孤立を深めていたようです。

長男は健康状態に問題がないことが確認され、保護され福祉施設に入所することになりました。

山崎容疑者には福祉の対応が必要な娘もいるとのことで、長男が福祉施設の入所について「家族も大変喜んでいる」と話しているそうです。

相談できる環境と近所・知人の理解と援助が得られる社会になる事を願ってやみません。

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